アリゾナ州ケーブクリーク 2015年2月19日米国に本部を置くHDPユーザーグループは、高周波試験プロジェクトチームがIPC APEX EXPOで最優秀技術論文賞を受賞したことを発表します。

この名誉ある賞は、シンポジウムで発表された全論文の中から毎年1件が選ばれます。IPCの技術プログラム委員会のメンバーによる投票によって選ばれた論文の著者は、2月24日(火)の開会基調講演で賞を受け取ります。

最優秀賞を受賞した論文は、米国オラクル社のカール・ソーター氏による「基板積層材料比較のための高周波損失計測手法 (HDPユーザーグループのプロジェクト活動)」です。共著者はアルカテル・ルーセントのジョセフ・スメタナ氏です。この論文は、2月26日(水)のテクニカル・カンファレンス・セッション11で発表される予定です。

HDPユーザーグループによる高周波試験プロジェクトは、高速回路設計の鍵となる高周波プリント配線板材料の様々な特性について、いくつかの試験方法を評価することを中心に行ってきました。現在、試験方法は数多く存在しますが、各方法を相対的に比較することはできません。さらに、既存の試験には吸湿に関する定義がなく、吸湿は試験結果に大きな影響を与える可能性があります。このプロジェクトでは、OEMと材料メーカーが緊密に連携し、これらの試験方法と湿気の影響について特性評価を行いました。

HDPユーザーグループのエグゼクティブディレクターのマーシャル・アンドリュース氏は、「このプロジェクトの素晴らしい成果と、この重要な測定技術に対する理解を深めることができたことに満足しています。 論文の著者とチームメンバー全員の素晴らしい成果に祝福を贈ります。」と述べています。

 

HDPユーザーグループについて

HDPユーザーグループ(www.hdpug.orgは、アリゾナ州ケーブクリークを拠点とするグローバルな研究開発組織で、「エレクトロニクス機器の製造業界が高度な電子部品実装・組立を行う際のコストとリスクの低減」を目的に活動しています。 この国際的な業界主導型グループは、設計、プリント基板製造、電子機器組立、環境コンプライアンスなど、業界が直面する技術的な問題に対処するための研究開発プログラムを組織・実施しています。 HDPユーザーグループは、テキサス州オースチンおよびスウェーデンのストックホルムにも事務所を構えています。

詳細については、インターネット上のHDPユーザーグループwww.hdpug.orgをご覧ください。 または、ダリル・ライナー(darrylr@hdpug.org、電話番号 :+1 480-951-1963)までご連絡ください。