アリゾナ州ケーブクリーク 2017年4月26日HDPユーザーグループは、業界参加型の新しいプロジェクト、"基板材料のCAF耐性の特徴づけに向けた評価基板"の開始をお知らせします。「"導電性アノードフィラメント(CAF)"は、使用中の電子回路の絶縁抵抗の突然の予測不能な損失として現れます。このプロジェクトでは、材料が製品に使用される前に、その影響を評価するための材料スクリーニングに焦点を当てます。」と、プロジェクトファシリテーターのアラン・モーガン氏は述べています。

CAFは通常、設計、プロセス、材料の影響を受けるという特徴があります。そのため、既存の試験機でCAF試験を行う場合、通常、長時間の故障解析が必要となり、ラミネートメーカーの製品開発に複雑さを与えています。このプロジェクトの目的は、性能評価をラミネート材料のみに限定し、設計やプロセスの変数を排除できるような試験車両を開発することです。このプロジェクトにより、CAF耐性のための積層材試験・開発がより集中的かつ迅速に行われるようになり、メーカーにとってはコスト削減と市場投入までの時間短縮、消費者にとっては電子製品のコスト削減と信頼性の向上につながることが期待されます。

このプロジェクトに参加するには、HDPウェブサイトのプロジェクトページ(http://hdpug.org/caf-tv-material-characterization)をご覧ください。

HDPユーザーグループについて

HDPユーザーグループ(www.hdpug.org) は、アリゾナ州ケーブクリークを拠点とするグローバルな研究開発組織で、「エレクトロニクス製造業界が高度な電子パッケージングとアセンブリを使用する際のコストとリスクの削減」を目的としています。 この国際的な業界主導型グループは、設計、プリント基板製造、電子機器組立、環境コンプライアンスなど、業界が直面する技術的な問題に対処するための研究開発プログラムを組織・実施しています。 HDPユーザーグループは、テキサス州オースティン、シンガポール、英国ダラーにもオフィスを構えています。

詳しくは、インターネット上のHDPユーザーグループのサイト(www.hdpug.org)をご覧いただくか、ダリル・ライナー(darrylr@hdpug.org、電話番号:+1 480-951-1963)までお問い合わせください。